内筋周膜 ( ないきんしゅうまく、英:perimysium

 

 = 筋周膜

日本人体解剖学 (上巻) 」では、筋周膜に関しては「筋の構造」の項で以下のように簡単に解説をしているだけである。

「筋は多数の筋線維(筋細胞)が疎性結合組織に束ねられたものである。すなわち、個々の筋線維は筋内膜で包まれ、いくつかの筋束は疎な筋周膜(内筋周膜)で包まれる。(以降省略)」

 

 ■ 筋を包む膜の種類 ■

 以下、内側から順番に一覧にしてみたが、正確性に欠ける可能性もありえる。

1

(endomysium) 個々の筋線維(=筋細胞)を包んでいる

2

(perimysium) 筋細胞が数個から数十個集まった筋(線維)束を包んでいる。内筋周膜とも。

3

(epimysium) いくつかの筋束を包んでいる。外筋周膜とも。

4

(deep fascia) 筋上膜の外側にあって筋あるいは筋群の表面を包んでいる。「深筋膜」という名称は「船戸和弥のホームページ」に見られるもので、「日本人体解剖学 (上巻) 」には見当たらない。

5

(superficial fascia) 皮膚の直下にあり体全体を包んでいる。脂肪に富み、血管や神経なども見られる。= 皮下筋膜、皮下組織(?)「浅筋膜」という名称は「船戸和弥のホームページ」に見られるもので、「日本人体解剖学 (上巻) 」には見当たらない。