口蓋筋 ( こうがいきん、 英 : palatine muscles )

 

 

 

 

 口蓋は、前部の 硬口蓋 と後部の 軟口蓋 に分かれるが、前部の 硬口蓋 は骨部がベースとなっているので、筋肉は付着していない。つまり、「 口蓋筋 」というと必然的に「 軟口蓋の筋群 」を意味することになる。

 

船戸和弥のHP 」では「軟口蓋と口峡の筋;口蓋筋」という解説がある。

「 軟口蓋および口峡の筋には口蓋帆張筋、口蓋帆挙筋、口蓋垂筋、口蓋舌筋、口蓋咽頭筋がある。軟口蓋および口峡の筋の作用は口蓋帆張筋は口蓋帆を張るほかに、その収縮によって耳管の膜性板を引きその中の腔所をひろくする。口蓋帆張筋は口蓋舌筋および口蓋咽頭筋がゆるんでいるときには口蓋帆を上にあげ、この筋が収縮しているときには口蓋帆を緊張させる。口蓋垂筋は口蓋垂を短縮される。口蓋舌筋および口蓋咽頭筋はともに同名の弓を内方に隆起させて口蓋垂に近付け、口峡を狭くする。」