下眼窩裂 (かがんかれつ、英:inferior orbital fissure) 眼窩の奥の下部に見られる、神経や血管を通して横に走っている裂孔のことで、側頭下窩、翼口蓋窩と連絡している。 【もっと詳しく】 下眼窩裂は主に以下の骨によって構成される。 ※口蓋骨の眼窩突起も構成する骨に入れる場合もあるのかもしれないが、個体差もかなり影響してくるので、それは意見の分かれるところだと思われる。 右眼窩周辺 左眼窩を斜め上方から見たもの ⇒このイラストの元になった写真 眼窩と鼻腔周辺 (冠状断面) 右眼窩開口部断面 (外側より見たもの) 頭蓋骨(切断) 右眼窩開口部断面 (内側より見たもの) ⇒ 下眼窩裂が良く分かる頭蓋骨の模型の写真を掲載しているサイトⅠ ⇒ 下眼窩裂が良く分かる頭蓋骨の模型の写真を掲載しているサイトⅡ ⇒ 下眼窩裂が良く分かる頭蓋骨の模型の写真を掲載しているサイトⅢ ⇒ 下眼窩裂が良く分かる頭蓋骨の模型の写真を掲載しているサイトⅣ 以下が下眼窩裂を通過している神経と血管になるが、参考にした資料によって少し違いが見られる。 1 神 経 頬骨神経 眼窩下神経 2 動 脈 眼窩下動脈 3 静 脈 眼窩下静脈 ・下眼静脈が通過することがある。 ・資料によっては、上顎神経・神経節枝や導出静脈を含めるものもある。 ⇒上眼窩裂と下眼窩裂を通過する神経や血管の模式図を掲載しているサイトⅠ ⇒上眼窩裂と下眼窩裂を通過する神経や血管の模式図を掲載しているサイトⅡ ⇒上眼窩裂と下眼窩裂を通過する神経や血管の模式図を掲載しているサイトⅢ ⇒上眼窩裂と下眼窩裂を通過する神経や血管の模式図を掲載しているサイトⅣ 【参考にしたサイト】 ・「船戸和弥のホームページ」の「Rauber-Kopsch(解剖学)」 ・ウィキペディア