眼窩面 (がんかめん、英:orbital surface

 

 頬骨の「」が有する3つの面の1つで、眼窩の側壁を形成する面となる。

 

左側頭骨

(内側面)

左眼窩

(外側方より)

右眼窩

(前面)

 右眼窩

(外側壁)

 

【もっと詳しく】

日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。

「眼窩の側壁となる面で半月形を呈する。外側面との移行縁は鈍角で、下端は上顎骨の眼窩縁に、上端は前頭骨の眼窩縁に続く。」

 また、「船戸和弥のホームページ」では以下のようになっている。

「頬骨の内側は蝶形骨大翼に連なる骨梁により前後に2分される前部の下部は上顎骨の頬骨突起と連結する粗な面となる。上部は眼窩外下壁の前部をつくるくぼんだ眼窩面で、ここに頬骨眼窩孔がある。」

 

 

 上記の一番左のイラストでは、頬骨の内面の骨梁の前部を全てを「眼窩面」として赤色で記している。ただ、頬骨の詳細の解説ページでは、頬骨を大きく「体」と「突起」に分けて、「体は3面を有する」と解説している。(実際に、「船戸和弥のホームページ」などにもそのような解説が見られる)つまり、それで言うと、「突起」の部分は面に含めないことになり、上のイラストの赤色で示した部分とは異なる。おそらく上記の赤で示した部分を眼窩面とすると思うのだが、少なからず疑問は残る。

 

 

【イラスト・写真を掲載しているサイト】

骨標本の写真を掲載しているサイト

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イラストを掲載しているサイトⅢ