エラスチン( えらすちん、英:elastin

 
概 要
存在する部位

 

 

 

【概 要】

私たちの体内に存在する純タンパク質として以下のようなものがある。

 
名 称
主な存在部位
主な役割
分 類
1
アルブミン
 血漿
 浸透圧調整・運搬
球状タンパク質
2
ヒストン
 核
 クロマチン構成
塩基性タンパク質
3
アクチン
 筋・細胞内
 構造・運動
構造タンパク質
4
ミオシン
 筋
 運動・収縮
モータータンパク質
5
ケラチン
 表皮・毛髪
 保護・構造支持
繊維状タンパク質
6
 血管・肺
 弾性構造
繊維状タンパク質

 線維状のエラスチンは、コラーゲン線維を支えるように存在して器官や組織に柔軟性を与えている。

 

【存在する部位】

以下が体内に見られるエラスチンの主な存在場所となる。

 
部 位
割 合
備 考
1
靭帯の一部
約78〜80%

項靭帯、黄色靭帯など

靭帯の90%はエラスチンを含まず、Ⅰ型コラーゲンが構成要素の中心となる。

2

大動脈

(血管壁)

約50%
心臓から送り出される強い血圧を、血管の壁が風船のようにしなやかに膨らんで吸収している。それよりも細い筋型動脈では平滑筋が主体となり、エラスチンの率は約10~0%ほど。
3
約30〜40%
これまで議論してきた通り、乾燥重量の3040%がエラスチンです。180度折り曲げても平気な耳介や、1日に何千回も高速開閉する喉頭蓋(のどのフタ)の動きを支えています。
4
約20%
息を吸ったときに膨らみ、吐くときに風船が縮むように自然と元のサイズに戻るのは、肺胞のまわりに20%のエラスチン網が張り巡らされているおかげです。
5

皮膚

真皮層

約2〜5%
全体の25%とわずかですが、70%を占めるコラーゲンの「鉄骨」を繋ぎ止める「バネ(スプリング)」の役割を果たしています。これが劣化すると肌のバネが戻らなくなり、シワやたるみになります。