【概 要】
大網は以下のように3部または4部構成となるが、一般的に大網というとこの胃結腸間膜のことを指す場合が多い。
【形成過程】
大網の形成過程を簡単に以下のように記してみた。
1. 胃を覆う臓側腹膜が大弯から二重になり、脂肪組織、神経、血管、リンパ管などを含んで下に垂れていく。
(下垂する部分の長さは個人差が大きく、約20~40㎝前後)
2. 下端で折れ返り、下降してきた膜に密着して上方へ向かう。
(このとき、垂れてきた二重膜を前葉、上行する二重膜を後葉と呼び、合わせて4層構造となるが、成人では癒着して1枚の膜になる。また、中央の中皮は消滅することが多い。)
3. 前葉に密着したまま上行を続けて横行結腸に達すると、横行結腸の臓側腹膜に癒着して終わる。
【通過するもの】
以下は「ChatGPT」調べになる。
〈動 脈〉
1. 右胃大網動脈 2. 左胃大網動脈 ※この2本は胃大弯の途中で吻合する。
〈静 脈〉
上記の動脈の伴行静脈
〈神 経〉
主に腹腔神経叢由来の自律神経です。
1. 腹腔神経叢由来の胃枝 2. 脾神経叢由来の枝 ※胃大網動脈に沿って胃へ向かう神経
〈リンパ管/リンパ節〉
大網内には胃大弯のリンパ系が走ります。
主なリンパ節 : ① 胃大網リンパ節 ② 幽門下リンパ節
【参考となるサイト】
・以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。
「 The gastrocolic ligament is a portion of the greater omentum that stretches from the greater curvature of the stomach to the transverse colon. It forms part of the anterior wall of the lesser sac.
Dividing the gastrocolic ligament provides access to the anterior pancreas and the posterior wall of the stomach. This is commonly done for Whipple procedures, distal pancreatectomy, some forms of the Roux-en-Y gastric bypass, and exploratory laparotomy. 」
【 語 句 】
・greater omentum:大網 ・greater curvature:大弯 ・transverse colon:横行結腸 ・lesser sac:小腹膜嚢 ・pancreas:膵臓 ・Whipple procedures:ウィップル法(膵がんの治療に使用される術式の一種。膵頭と十二指腸、胃の一部、その他の近接組織を摘出する。) ・distal pancreatectomy:膵尾部切除術 ・Roux-en-Y gastric bypass:ルーワイ胃バイパス術 ・exploratory laparotomy:試験開腹術
【 参考になるサイト 】
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ

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