アドレナリンとは
・米国ではエピネフリン (epinephrine) という名称を用いている。
■ 生 成 ■
アドレナリンは、ノルアドレナリより生成されるが、元々が酵素の働きによりチロシン(アミノ酸の一種)から生合成されたものとなる。
■ ホルモンとして ■
副腎の髄質(皮質に包まれ、副腎全体の25%未満)より血液中に分泌されて標的器官に向かう。
■ 神経伝達物質として ■
アドレナリンは、アミノ基を1つ持つモノアミン神経伝達物質であり、カテコール基を有するカテコールアミン神経伝達でもある。
■ 働 き ■
以下は「ウィキペディア」の解説文の一部となる。
「 交感神経が興奮した状態、すなわち「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンと呼ばれる。動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こす。
- ・ 運動器官への血液供給増大を引き起こす反応
- ・ 心筋収縮力の上昇
- ・ 心、肝、骨格筋の血管拡張
- ・ 皮膚、粘膜の血管収縮
- ・ 消化管運動低下
- ・ 呼吸におけるガス交換効率の上昇を引き起こす反応
- ・ 感覚器官の感度を上げる反応
- ・ 痛覚の麻痺
- ・ 勃起不全
興奮すると分泌されるため、例えば喧嘩になった時に分泌され、血まみれや骨折の状態になっても全く痛みを感じないケースもある。 」