膝十字靭帯の一つ。脛骨の前顆間区の内側部から起こり、後十字靭帯と十字型に交差する形で後上外側方に走って大腿骨の外側顆の内面後部に付着する。脛骨が大腿骨よりも前方へ滑り出るのを防ぐ働きをしている。英語では「ACL」と略されることがよくある。
「プロメテウス解剖学アトラス、解剖学総論/運動器系」には以下のような解説が見られる。
「十字靭帯は、関節包の滑膜下結合組織の中にあり、後方を厚い線維性結合組織により覆われている。十字靭帯は、発達段階で膝関節に前方移動するので、その位置は関節包外であるが、関節腔内となる。そして、膝窩から血液供給を受ける。 」
また、以下は「Wikipedia」の解説文の一部となる。
「The ACL originates from deep within the notch of the distal femur. Its proximal fibers fan out along the medial wall of the lateral femoral condyle. There are two bundles of the ACL—the anteromedial and the posterolateral, named according to where the bundles insert into the tibial plateau. (The tibia plateau is a critical weight-bearing region on the upper extremity of the tibia). The ACL attaches in front of the intercondyloid eminence of the tibia, being blended with the anterior horn of the medial meniscus.」