頚横神経 ( 脊髄神経 ) ( けいおうしんけい、英 :transverse cervical nerve )

 

 ・ 概 要
 ・ 関連語句
   ( 浅頚ワナ )
 ・ 参考となるサイト
   ( Wikipediaイラスト掲載サイト

 

 

 以下は頚神経叢の起始や枝を簡単に表した図になる。

 

 

 

日本人体解剖学 (上巻) 」では以下のような解説が見られる。

「 多くは第3頚神経から起こり、大耳介神経のすぐ下から出て、胸鎖乳突筋の後縁を回って水平に前方に向かい、この筋の前縁で上枝と下枝に分かれ、その枝は広頚筋を貫いて前頚部の皮膚に分布する。上枝は、顔面神経の頚枝と吻合する(浅頚ワナ) 」

頭部・頚部の皮神経の分布(後面)

頚横神経・左側面

頚神経叢・模型図

 

 

 ■ 浅頚ワナ ■

 頚横神経の上枝と顔面神経の頚枝との吻合によってつくられるロープ状の神経線維による構造体だと思われるが「 日本人体解剖学 (上巻) 」には詳しい解説は見られない。また、インターネットで検索をかけてみたが、浅頚ワナに関して解説をしているサイトは見つからなかった。

 

 以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。

「 The transverse cervical nerve (superficial cervical or cutaneous cervical) arises from the second and third spinal nerves, turns around the posterior border of the sternocleidomastoideus about its middle, and, passing obliquely forward beneath the external jugular vein to the anterior border of the muscle, it perforates the deep cervical fascia, and divides beneath the Platysma into ascending and descending branches, which are distributed to the antero-lateral parts of the neck. It provides cutaneous innervation to this area.
During dissection, the SCM is the landmark. The transverse cervical nerves will pass horizontally directly over the SCM from Erb's point. 」

【 語 句 】

sternocleidomastoideus : 胸鎖乳突筋  ・ obliquely : 斜めに  ・ external jugular vein  : 外頚静脈  ・ Platysma : 広頚筋  ・ cutaneous : 皮膚の)  ・ dissection : 切開  ・horizontally : 水平に   ・ perforate : 貫通する  ・ be distributed to ~ : ~ に分布する

 

【 イラスト掲載サイト 】

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