以下は「 日本人体解剖学 (上巻) 」の「橈骨神経」の「深枝」の解説文となる。
「 橈骨神経終枝の1つで、浅枝よりも太く、主として運動神経である。回外筋を貫いて橈骨頚を回り前腕後側に出て、回外筋と前腕後側の伸筋を支配する。1枝は 後(前腕)骨間神経 として、前腕骨間膜の後面を下り手根背側に達する。この神経は、骨間膜・橈骨および尺骨の骨膜に分布する。 」
つまり、「 日本人体解剖学 (上巻) 」でいう後(前腕)骨間神経とは
「 船戸和也のHP 」でも同じような感じの解説がみられる。
「 橈骨神経の深枝は橈骨神経共通幹が腋窩で浅枝と深枝とに分かれる。深枝は回外筋を貫いてこの筋および前腕の心筋に分布する。最終的には後骨間神経となり骨間膜を進んで前腕1/3に達する。 」
それに対して「 teamLabBody 」では
「 撓骨神経深枝からの連続で、深枝が回外筋を貫通したところで、後骨間神経と呼ばれるようになる。
主に前腕の伸筋群に分布する。 」( teamLabBody )
「 Wikipedia 」でも、「伸筋を支配する」旨の解説が見られる。
「The posterior interosseous nerve (or dorsal interosseous nerve) is a nerve in the forearm. It is the continuation of the deep branch of the radial nerve, after this has crossed the supinator muscle. It is considerably diminished in size compared to the deep branch of the radial nerve. The nerve fibers originate from cervical segments C7 and C8.
【 Course 】
It descends along the interosseous membrane, anterior to the extensor pollicis longus muscle, to the back of the carpus, where it presents a gangliform enlargement from which filaments are distributed to the ligaments and articulations of the carpus.
【 Supply 】
It supplies all the muscles on the radial side and dorsal surface of the forearm, except the anconæus, brachioradialis, extensor carpi radialis longus. In other words, it supplies the following muscles:
The posterior interosseous nerve may be entrapped at the arcade of Frohse, which is part of the supinator muscle. Posterior interosseous neuropathy is purely a motor syndrome resulting in finger drop and radial wrist deviation on extension.」
以下は橈骨神経の深枝を簡単に表した図となる。
また、以下は橈骨神経の枝を表した簡単な図となる。
橈骨神経の走行
(模型図-Ⅰ) |
橈骨神経の走行
(模型図-Ⅱ) |
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【参考になるサイト】
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅳ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅴ
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