視覚解剖学 Visual Anatomy

　後耳介神経とは

　※「日本人体解剖学 (上巻) 」には、「後頭枝」という名称は見られるが、「耳介枝」という名称は見られない。ただ、「Wikipedia」では「auricular branch」という呼称を用いているので、ここではそれを「耳介枝」として用いてみた。

　以下は「日本人体解剖学 (上巻) 」の解説文となる。

「茎乳突孔を出てすぐ後ろに出る神経で、乳様突起の前面に沿って耳介の後ろを登り、前・後の枝に分かれて（喉頭前頭筋の）後頭筋・側頭頭頂筋・後耳介筋に分布する。後頭筋に入るものを、後頭枝という。 」

　また

「茎乳突孔を出た直後に出て乳様突起の前面に沿って上り、後頭(枝)を後頭筋、側頭頭頂筋、後耳介筋に、二腹筋枝を顎二腹筋の後腹に、茎突舌骨筋枝を茎突舌骨筋に与える。 」

　顔面神経の枝は大きく以下の3つに分けることができる。

　そして、以下が顔面神経が顔面神経管を通過中に分岐する枝となる。

　以下は「Wikipedia」の解説文となる。

「The posterior auricular nerve arises from the facial nerve close to the stylomastoid foramen and runs upward in front of the mastoid process; here it is joined by a filament from the auricular branch of the vagus and communicates with the posterior branch of the great auricular　as well as with the lesser occipital.
As it ascends between the external acoustic meatus and mastoid process it divides into auricular and occipital branches.

• The auricular branch supplies the auricularis posterior and the intrinsic muscles on the cranial surface of the auricula.

【参考になるサイト】

・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ

・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅳ