菱脳部副交感神経 ( りょうのうぶふくこうかんしんけい、英 :? )

 

 

 

 

■ 顔面神経内を走る分泌線維 ■

 

 以下は「 日本人体解剖学 (上巻) 」の解説文となる。

「節前線維は、上唾液核から起こり、顔面神経と共に走り、顔面神経膝でこれから分かれて大錐体神経をへて翼口蓋神経節に入る。節後線維の一部は頬骨神経および涙腺神経を経て涙腺に、一部は翼口蓋神経節の枝として出て、鼻腔および口蓋・咽頭などの粘膜の腺に分布し、その分泌を亢進する。」

 

 

 以下は「 日本人体解剖学 (上巻) 」の解説文となる。

「節前線維は同じく上唾液核から起こり、鼓索神経中を走り舌神経を経て顎下神経節に入る。節後線維は顎下腺および舌下腺に分布し、その分泌を亢進する。なお線維の一部は舌前部および口腔底などにも分布する。」

 

■ 舌咽神経内を走る分泌線維 ■

 以下は「 日本人体解剖学 (上巻) 」の解説文となる。

「節前線維は、延髄の下唾液核から起こり、舌咽神経を通り鼓室神経および小錐体神経を経て耳神経節に入る。節後線維は耳介側頭神経(耳下腺枝)をへて耳下腺に分布し、その分泌を亢進する。 」

 

■ 迷走神経内の交感神経 ■

 以下は「 日本人体解剖学 (上巻) 」の解説文となる。

「 迷走神経内の副交感神経:迷走神経の節前線維は、迷走神経三角(灰白質)内にある迷走神経背側核から起こり、各内臓の神経叢内にある神経細胞と連絡し、この細胞から起こる節後線維は以下の各臓器に至り、それぞれの作用を営む。

 ・心臓(心拍動)→ 抑制  ・ 気管、気管支 → 収縮  ・ 食道、胃、小腸、上口 / 横行結腸 → 運動促進  ・ 胆嚢 → 収縮

 ・ 膵臓 → 分泌促進 」

 

 以下は副交感神経の区分を簡単に表した図となる。