掌 枝 ( 尺骨神経 ) ( しょうし、英 : palmar branch )

 

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 尺骨神経の掌枝は

  

 

 「 日本人体解剖学 (上巻) 」の尺骨神経の「掌枝」の解説文には以下のような文章が見受けられる。

「 前腕下部で分かれ、尺骨動脈に伴って前腕下部および小指球の皮膚に分布する。
手掌にある尺骨神経の末端で、尺骨動・静脈とともに手掌にいき、豆状骨の橈側で浅枝と深枝との2枝に分かれる。 」

 上記の解説によると、「掌枝が浅枝と深枝に分かれる」というようにとらえることができるが、実際には、「尺骨神経の神経幹は手首の関節の手前で掌枝を出したのち、豆状骨の橈側の尺骨神経管を通過して浅枝と深枝に分かれる」と捉えるべきだと思われる。「 プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論 」に分かりやすいイラストが掲載されている。

尺側神経(手掌部)

左のイラストの神経だけを表したもの

 

 

 以下は尺側神経の掌枝以遠の枝を簡単に表した図となる。

 

 また、以下は尺骨神経全体の走行や枝を表した簡単な図となる。

  

 

 

尺骨神経・全体

上肢の主な神経

尺骨神経・走行

 

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