外側足底神経 ( 脛骨神経の枝 ) ( がいそくそくていしんけい、 英 : lateral plantar nerve

 

 ・ 概 要
 ・ 走 行
 ・ 分 布
 ・
 ・ 参考となるサイト Wikipedia 、 船戸和也のHP、 イラスト掲載サイト

 

 

 外側足底神経とは

  

・上記では「足底で」と記したが「船戸和弥のホームページ では「 屈筋支帯の下で脛骨神経より起こり 」という解説が見られる。また、インターネットで画像検索をすると、足底を描いたスラストなどでは、明らかに足底で脛骨神経が内側足底神経と外側足底神経に分岐しているものを掲載しているサイトもあれば、足底部ではすでに2つに分岐しているイラストを掲載しているサイトも見受けられる。

船戸和弥のホームページ 」には以下のような解説文が見られる。

「 手における尺骨神経と相同である。」

 

右足底の神経

右足底の神経・筋肉

右足底の神経・動脈

右足底の血管・神経・筋肉

 

以下は「 船戸和弥のホームページ 」を参考にしたものとなる。

 1 . 分岐後、外側足底動脈・静脈の内側縁に沿って小指方面に走る。

 2 . 短指屈筋と足底方形筋の間、続いて短指屈筋小指外転筋の間を走る。

 3 . 第5中足骨底付近で浅枝と深枝に分岐する。

   ・ 浅 枝 : 小指の外側縁に向かう 固有底側指神経 総底側指神経 に分かれる。そして、総底側指神経は、

         さらに2本の固有底側指神経となり小指の内側縁と第4枝の両縁に至る。

   ・ 深 枝 : 足底動脈弓と併走するように内側方に弓状を描いて進む。

  

 以下は、枝である浅枝/深枝を含めた外側足底神経が至る主な部位になる。

 

虫様筋(外側方)

右足(底部)

 

 ■ 浅 枝 ■

以下は「 船戸和弥のホームページ 」を参考に作成したもの。

 ・外側足底神経は 固有底側指神経 総底側指神経 とに分岐する。

   固有底側指神経 : 皮 枝 ) 足底および先端を含む小指の外側面の皮膚と筋膜を支配

               筋 枝 ) 短小指屈筋および骨間筋(第4中足骨間?)

               関節枝 ) 第5中足指節関節指節間関節

   総底側指神経 : 2本の固有底側指神経に分岐し、第4/5指の足底面と側面の皮膚/筋膜、および各指の爪床を支配

            する。

 ■ 深 枝 ■

 「 内方へカーブして、趾屈筋群と腱と母趾内転筋斜頭の深部表面上にある足底動脈弓に伴行する。」

 (船戸和弥のホームページ

  筋 枝 ) 母指内転筋虫様筋(第2~第4)、骨間筋(内側第3中足骨の間にあるもの)

  血管枝 ) 足底動脈弓

  関節枝 ) 近くの関節

 

 以下は脛骨神経全体の枝を表す簡単な図となる。

 

 以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。

「 The lateral plantar nerve ( external plantar nerve ) is a branch of the tibial nerve, in turn a branch of the sciatic nerve and supplies the skin of the fifth toe and lateral half of the fourth, as well as most of the deep muscles, its distribution being similar to that of the ulnar nerve in the hand.
It passes obliquely forward with the lateral plantar artery to the lateral side of the foot, lying between the flexor digitorum brevis and quadratus plantae and, in the interval between the flexor muscle and the abductor digiti minimi, divides into a superficial and a deep branch. Before its division, it supplies the quadratus plantae and abductor digiti minimi. It divides into deep and superficial branches. 」

【 語 句 】

sciatic nerve : 坐骨神経   ・ obliquely : 斜めに  ・ flexor digitorum brevis : 短指屈筋

quadratus plantae : 足底方形筋  ・ abductor digiti minimi : 小指外転筋  

 

船戸和弥のホームページ 」では以下のように解説している。

「((Netter)外側足底神経は、手における尺骨神経と相同である(図9)。屈筋支帯の深部に始まり、外側足底動静脈の内側に沿って足底を前外方に肺知る。この神経は、短趾屈筋と足底方形筋の間、ついで短趾屈筋と小趾外転筋の間を通り、第5中足骨底近傍で浅枝と深枝に分岐して終わる。分岐以前に、外側足底神経は足底方形筋と小趾外転筋に筋枝を、足底腱膜を貫いて足底外側面を支配する皮枝を派生する。 
浅枝は、固有足底趾神経と総底側視神経とに分かれる。固有足底趾神経は、足底および先端を含む小趾の外側面の皮膚と筋膜を支配し、また、小趾屈筋(※短小指屈筋のことだと思われる)および第4中足間の骨間筋に対して筋枝を出し、第5中足趾節関節と趾節間関節に枝を送る。総底側趾神経は2本の固有足底趾神経に分岐し、各枝は第4、第5趾の足底面と側面の皮膚と筋膜、およびこれらの趾の爪(そう)床(しょう)を支配する。
深枝は内方へカーブして、趾屈筋群と腱と母趾内転筋斜頭の深部表面上にある足底動脈弓に伴行する。母趾内転筋、第2,第3,第4虫様筋、ならびに内側3中足骨の間にある骨間筋へ筋枝を出し、足底動脈球と近くの関節へ小枝を送る。)」

 

【 イラスト掲載サイト 】

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