眉頭下制筋 ( びとうかせいきん、 英 : M. depressorcapitis supercilii )
「 Rauber-Kopsch 解剖学 」に見られる名称だが、「船戸和弥のHP 」及び「 日本人体解剖学 」にはこの筋の名称は一切見られない。また、インターネットで検索をかけてもこの名称 を用いているサイトは見当たらない。
以下は「 Rauber-Kopsch 解剖学 」の「眼輪筋」の眼窩部の解説文となる。
眼窩部 ( Pars orbitalis ) はもはや眼瞼には属していない部分である.これは眼瞼部よりも厚くて,いっそう濃い色をしており,さらに太い筋束をもっている.上眼瞼の周りにある部分は扇形に広がり,しかもその程度も強いので,内側の線維はほとんど垂直に上方へすすみ眉の内側端部に達している.これが 眉頭下制筋 ( M. depressorcapitis supercilii ) であるが,一方ほかの線維は外側にあるものほどいっそう垂直からはなれた方向をとっている. 」