肋横突靭帯とは
このサイトでは胸椎の横突起と肋骨の後端部の接合に関する靭帯を以下の3つに分けている。
「船戸和弥の解剖学」では以下のように解説している。
「肋横突靱帯は横突起と肋骨頚の狭い間隙に水平に張る強い短い線維から成る靱帯であるが、小さな肋横突孔を残す。この孔は頚椎の横突孔に相当する。」
また、「Wikipedia」の解説文となる。
「A Costotransverse ligaments are short fibrous bands that connects a rib with the transverse process of vertebra. They are some of the ligaments that surround the costovertebral joint.
Types:There are three types of costotransverse ligaments in human body. They are " The Costo-transverse ligament ", "lateral Costotransverse ligament " and "Superior Costotransverse ligament ". Though some authors prefer to mention some other costotransverse ligaments like "Inferior costotransverse ligament " and "Posterior costotransverse ligament ".
Functions:They support and prevent dislocation of ribs and limit the costotransverse joint to perform a gliding movement .」
それに対して「日本人体解剖学 (上巻) 」では、肋横突靭帯を2つの靭帯の総称のように解説している。
「肋横突関節 (costotransverse joints):第1~第10肋骨結節関節面とこれに相当する胸椎の肋横突窩との間にできる関節で、関節包は薄くてゆるい。横突起と肋骨頚および肋骨結節との間に張る肋横突靭帯(上肋横突靭帯および外側肋横突靭帯)、そのほか第12肋骨と腸骨稜との間に張る広い膜上の腰肋靭帯によって補強される。 肋横突靭帯と、肋骨頚および横突起との間には肋横突孔が形成され、この孔は頚椎の横突孔に相当する。」
つまり、肋横突靭帯を上肋横突靭帯と外側肋横突靭帯の総称としている。
【他の参考となるサイト】
・イラストを掲載しているサイト-Ⅰ
・イラストを掲載しているサイト-Ⅱ
・イラストを掲載しているサイト-Ⅲ