腸骨大腿靭帯 ( ちょうこつだいたいじんたい、英:iliofemoral ligament

 

Rauber-Kopsch解剖学」には以下のような解説が見られる。

「長さ6~8cm,厚さ0.5~l. 4cm,幅2.5~3cmである.」

 

 下前腸骨棘および寛骨臼上縁から起こり、2つに分かれて下外側方へ斜めに走り、大腿骨の大転子および転子間線に付着する。「船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。

「特にその外上部は、上方では下前腸骨に着く大腿直筋腱の線維下方では大転子に着く小臀筋腱の線維表面から加わり、股関節靱帯なかでも最大部分となる。」

 

 

船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。

「腸骨大腿靱帯は下前腸骨棘および寛骨臼上縁から起こり、拡がって転子間線に至る三角形の強い靱帯で、関節包の前面と上面を補強する。しかし転子間線に近い中央部はやや弱いので、強い線維束となる部は逆Y字形となる。(途中略)英仏ではV字靱帯、またはY字靱帯Y-shaped ligamentと呼んでいる。」

「上半身が股関節より後へ傾くのを防ぐバンドの役目をしている。つまり直立のバランスをとるためには、腸腰筋と共に不可欠のものである。」

 

   

 

【 他の参考となるサイト 】

イラストを掲載しているサイト-Ⅰ

イラストを掲載しているサイト-Ⅱ

イラストを掲載しているサイト-Ⅲ

写真を掲載しているサイト-Ⅰ