掌側靭帯 (しょうそくじんたい、英:palmar ligaments)

 

 

 手の指関節につく靭帯の一つである。「日本人体解剖学 (上巻) 」では手の靭帯を関節ごとに分けていて、以下がその区別になる。※()内の数字は、その関節に付く靭帯の数となる。

 

 

日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。

「関節の掌側にある弓状の靭帯で、指腱鞘と癒着する」

 

 また、「船戸和弥のホームページ」の「中手指節関節の掌側靱帯」の解説が以下になる。

「掌側靱帯は側副靱帯よりさらに掌側の方に放散する。側縁は側副靱帯とまじり、掌側面では手指の線維鞘のややへこんだ底を作る。この溝状の底の部分は線維軟骨性のかたい掌側板となり、基節骨の底とはかなり固く、中手骨とはきわめて緩く結合する。この掌側板は関節窩の掌側部を作るが、基節骨底に結合するところでは屈折が出来るので、中手指節関節の屈曲をさまたげることはない。」

 

【イラスト】

 
 
   
 
 
   

 

【他の参考となるサイト】

解剖学的写真を掲載しているサイト①

解剖学的写真を掲載しているサイト②

イラストを掲載しているサイト