・「周りを取り巻く関節包は薄くてゆるい。 」(日本人体解剖学)
【構成する骨】
なお、第11および第12肋骨は短いため同番号の胸椎には横突肋骨窩がなく、そのため肋骨と胸椎との結合は靭帯結合となる。
以下は「船戸和也のHP」の解説文となる。
「肋横突関節は肋骨結節の関節部と同番号胸椎の横突起先端部との関節で、第(10)、11,12肋骨においては関節腔がなくて、靱帯結合となっている。矢状面に対してほぼ45°の傾きをしめす。ただし、胸椎の横突起は下位になるにしたがい、矢状面に近い走行を取るから、下位の肋横突関節面の方位は次第に矢状面と鋭角をなすようになる。関節包は薄いが、次のような靱帯によって補強されている。
(1)肋横突靱帯:肋骨頚後面と横突起前面を結ぶ短い強い靱帯である。
(2)外側肋横突靱帯:横突起先端後面と肋骨結節を結ぶ、短い強い靱帯である。
(3)上肋横突靱帯:肋骨頚上縁(肋骨頚稜)からおこり、斜め外側に上行して、隣接上位対の横突起下縁に着く靱帯である。胸神経後枝はこの靱帯の後方を通り、同前枝(肋間神経)は前方を通過する。
(4)腰肋靱帯:第12肋骨と第1,2腰椎肋骨突起の間に張る膜状の靱帯である。 」
【関連する靭帯】
【他の参考となるサイト】
以下は「Wikipedia」の解説文となる。
「The costotransverse joint is the joint formed between the facet of the tubercle of the rib and the adjacent transverse process of a thoracic vertebra. The costotransverse joint is a type of synovial type of joint which, under physiological conditions, allows only gliding movement.
This costotransverse joint is present in all but the eleventh and twelfth ribs. The first ten ribs have two joints in close proximity posteriorly; the costovertebral joints and the costotransverse joints. This arrangement restrains the motion of the ribs allowing them to work in a parallel fashion during breathing. If a typical rib had only one joint posteriorly the resultant swivel action would allow a rib to be non-parallel with respect to the neighboring ribs making for a very inefficient breathing.
The intercostal nerves innervate the costotransverse joints. Therefore, therapeutic medial branch blocks are ineffectual.
The ligaments of the joint are:
【イラストを掲載しているサイト】
・イラストを掲載しているサイト-Ⅰ
・イラストを掲載しているサイト-Ⅱ
・イラストを掲載しているサイト-Ⅲ
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