肩鎖関節 ( けんさかんせつ、英:acromioclavicular joint

 

 いわゆる広義の意味の肩の関節の一つで、肩甲骨の肩峰の肩峰関節面と鎖骨の肩峰関節面との間にできる関節。「日本人体解剖学 (上巻) 」では「半関節」、そして「船戸和弥のホームページ」では「平面関節」としている。

 

 

 

 

船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。

「肩鎖関節は肩峰関節面と鎖骨肩峰端にある関節面との間の平面関節である。関節の長軸の方位は矢状に近いが、前端がやや外方に偏する。同時に鎖骨の関節面はやや下を、肩峰の関節面はやや上を向くような斜位をとる。関節面の大きさなどに個人差が著しい。しばしば関節円板があるが、多くは部位による厚みが平等でなく、あるいは不完全で関節腔を完全には2分しない。関節包はゆるく、その前側がやや強いほか、前面は厚く強くなって肩鎖靱帯をつくる。胸鎖関節と共同して働き、肩甲骨が肩関節の運動に伴って動くことを可能にする。この関節の近くに肩甲骨と鎖骨を結ぶ靱帯(烏口鎖骨靱帯、菱形靱帯、円錐靱帯)がある。」

 

【 構成する骨 】

 

 

【 種 類 】

 

 

【 関連する靭帯 】

1
acromioclavicular ligament
2

colacoclavicular ligament

(trapezoid ligament, conoid ligament)

 

【他の参考となるサイト】

イラストを掲載しているサイト-Ⅰ

イラストを掲載しているサイト-Ⅱ