・「十二指腸につながる下口をいい、幽門口には著名な幽門弁があって糜汁の十二指腸への輸送を調節する。 」(日本人体解剖学)
・「強力な輪状筋を備えた胃下端部。胃の空腹時、背臥位では正中線の1~2cm右方で、第1腰椎の右前方にある。」(船戸和也のHP)
・「幽門付近は、幽門腺と呼ばれる単一分枝管状腺によって構成されている」(船戸和也のHP)
【幽門と幽門部の区別】
このサイトでは以下のように考えている。
1. 幽門は幽門部の一部である。
幽門は胃が十二指腸に移行する幽門括約筋や幽門弁が見られる部分
それに対して、幽門部は幽門よりも近位の部分を含めた広い部位を表す。
2. 幽門部は幽門管と幽門洞の2部に区別ができる。(どの資料もそう解説している)
3. 幽門部の一部である幽門管には幽門弁は含まれない。つまり、幽門弁よりも手前の部位
⇒つまり、幽門管と幽門は異なる部位を表し、幽門の手前に位置するのが幽門管ということになる。
4. よって、このサイトでは「幽門部=幽門+幽門管+幽門洞」としている。
ただ、「幽門部=幽門管+幽門洞」としている資料も多く、その場合には「幽門管は幽門を含める」ということになる。
■ 写真やイラストを掲載しているサイト ■
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・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅳ
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