頭棘筋 ( とうきょくきん、英:spinalis capitis

 

 頭棘筋とは

  

■ 起始・停止 ■

日本人体解剖学 (上巻)

 起始) 頭半棘筋の一部と考えられ、頭半棘筋からきた筋繊維が他筋の繊維から離れて、上位胸椎及び

     下位頚椎の棘突起から起こっているときにいう。

 停止)頚半棘筋の内側縁に合する。

船戸和弥のホームページ」:起始)上位6~7個の胸椎と第7頚椎の棘突起、第4~6頚椎関節突起

              停止)上下項線間の後頭骨

 

  英語で画像検索をすると、いくつか頭棘筋が認めれれるイラストを発見したのだが、どれも「船戸和弥のホームページ」で解説している「上位6~7個の胸椎と第7頚椎の棘突起」から起始しているようには見えず、横突起から起始しているようなイラストになっている。事実、下の「American Academy of Manual Medicine」の解説では「 Attaches to the transverse processes of C7 and T1 through T6 vertebrae」となっている。

 以下は「船戸和弥のホームページ」の解説文の一部となる。

「機能として脊柱の伸展、側方屈曲、回旋。骨盤の側方移動。神経支配は脊髄神経の後枝。動脈は肋間動脈の後枝。肋頚動脈の深頚枝から受ける。」

「Wikipedia」では以下のように解説している。

「The Spinalis capitis (Biventer cervicis) is usually inseparably connected with the Semispinalis capitis. 」

 また、「American Academy of Manual Medicine」では以下のように解説している。

「the Spinalis Capitis is a deep muscle of the back.

Anatomical Attachments:

  • Origin: Attaches to the transverse processes of C7 and T1 through T6 vertebrae, as well as the articular processes of the 4th to 6th cervical vertebrae.
  • Insertion: Attaches between the superior and inferior nuchal line of the occipital bone.

Action: Extends, rotates and laterally flexes the vertebral column.
Nerve Supply: Posterior rami of the spinal nerves.
Vascular supply: Posterior rami of the intercostal and deep cervical branch of costocervical trunk arteries. 」

 

【参考になるサイト】

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ