恥骨体とは
「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。
「恥骨体と恥骨枝の区分については、以下のように①と②があり、恥骨体と恥骨枝の名称で呼ばれる部位は①と②ではまったく異なるので、注意が必要である。
① 恥骨体は寛骨臼下部とその周辺の肥大部をさし、それより前内下方の屈曲した部位を恥骨枝、恥骨下枝にわける。従来より広く用いられている区分で本書もこれに従った。
② 恥骨体は恥骨結合面を含み、恥骨の内側端部をさす。恥骨上枝はそれより寛骨臼にいたる部位で、恥骨下枝は坐骨の方に至る部位である。 」
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① |
② |
また、「船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られ、上記で言う②をその区分としている。
「恥骨体は閉鎖孔の前縁とその付近をつくる上下に伸びた部で、上端は恥骨上枝に、下端は恥骨下枝に接続する。」
また、以下は「Wikipedia」の解説文となる。
「The body of pubic bone forms the wide, strong, medial and flat portion of the pubic bone which unite in the pubic symphysis(恥骨結合).[1]
The rough superior edge of the corpus, the pubic crest,[2] ends laterally in the pubic tubercle. This tubercle, found roughly 3 cm from the pubic symphysis, is a distinctive feature on the lower part of the abdominal wall; important when localizing the superficial inguinal ring and the femoral canal of the inguinal canal.[3]
Its internal surface enters into the formation of the wall of the lesser pelvis and gives origin to a portion of the Obturator internus.」
【参考になるサイト】
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ
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