私たちの身体の中にある、体外や体内からの刺激を受け取り、それを情報として利用できるようにする仕組みを持った構造のこと。
                     
                    【もっと詳しく】
                     私たちの身体の中の体外や体内からの刺激を受け取る受容体には、以下のような3種類がある。
                     
                    
                     
                    <分子としての受容体>
                     分子としての受容体は、以下の3種類に大きく分けることができる。
                    
                      
                        | 1 | イオンチャンネル連結型 | ion channel receptor 細胞表面のイオンチャンネル受容体に外情報伝達物質が結合すると、イオンの入出可能な開口部が一瞬だけ細胞膜にでき、その開口部を通じてシグナルを細胞内部に伝える。特定のイオンのみを通過させるものもあれば、複数のイオンを通過させるものもある。 ・ニコチン性アセチルコリン受容体 ・GABA受容体 ・グリシン受容体、など | 
                      
                        | 2 | Gタンパク連結型 | G-protein-coupled-receptor,GPCR 細胞表面の三量体Gタンパク質を介して細胞内にシグナルを伝える。複数の細胞外情報伝達物質を同時に受容出来る ・ドーパミン受容体 ・グルカゴン受容体 ・アドレナリン受容体、など | 
                      
                        | 3 | 酵素連結型 | Gタンパク連結型と同じように細胞表面の受容体によりシグナルを細胞内部に伝えるが、異なるところは、酵素連結型は細胞内のタンパク質をリン酸化するところにある。 ・エリスロポエチン受容体 ・インシュリン受容体、など | 
                    
                     
                    
                      
                       
                     
                    
                      
                       
                     
                    その存在場所によって特長がことなる。
                    
                      
                        | 1 | 細胞膜上 | 細胞膜表面に存在し、細胞膜を通過することができない非ステロイド系ホルモンなどの細胞外情報伝達物質と結合する受容体。 | 
                      
                        | 2 | 細胞内受容体 | 細胞膜を通過して細胞内に入ってくることができる脂溶性ビタミン(AやDなど)や甲状腺ホルモン、ステロイド系ホルモンなどの細胞外情報伝達物質と結合する受容体。細胞基質内や核内に存在。 | 
                    
                     
                    【参考にしたサイト】
                    ・ウィキペディア
                    ・Biological Journalの「多細胞生物(動物)の細胞表面受容体」