手及び足の指の、主に指節骨の背側にある繊維質であるコラーゲンなどでできた膜状の組織。
【もっと詳しく】
私がよく参考にする「日本人体解剖学 (上巻) 」には「指背腱膜」の説明は見当たらないが、「プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版」では以下のように説明している。
「指背腱膜は(総)指伸筋、中様筋、および骨間筋の腱を取りこんでいる。それだけではなく、交差性の線維索から成る複雑なシステムで、まばらな結合組織によって指骨骨膜に結合されている。指背腱膜は中間帯と外側帯から成り、それぞれは外側部と内側部を持つ。指背腱膜の外側部は中様筋と骨間筋の腱を受け入れている。この複雑な配列によって、指に停止する長い屈筋や手の短い筋が、指の3つの関節すべてに作用することが可能となっている。」
【参考となるサイト】
・解剖学的写真を掲載しているサイト-1