舌骨筋 (ぜっこつきん、英:hyoid muscles)

 

 舌骨に付着する筋肉のこと。「日本人体解剖学 (下巻) 」の索引にはこの名称は見られない。ネットで調べてみたが解説をしているサイトは多くなく、以下はウィキペディアからの引用文となる。

舌骨筋(ぜっこつきん)は頚部の筋肉のうち、舌骨に繋がる筋肉の総称。頚部の前面にあるため前頚筋とも呼ばれる。 舌骨筋(群)は、舌骨を挟み上方のものを舌骨上筋(群)、下方のものを舌骨下筋(群)と分ける。 舌骨上筋には顎二腹筋、茎突舌骨筋、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋が含まれ、舌骨下筋には胸骨舌骨筋、胸骨甲状筋、甲状舌骨筋が含まれる。」

 

 ※上のウィキペディアの引用文では、舌骨下筋に胸骨甲状筋は含めていないが、「舌骨下筋」の解説ページでは胸骨甲状筋を含めている。

 

【もっと詳しく】

 舌骨筋は以下の8つ(又は7つ)の筋肉になる。

舌骨上筋群

suprahyoid muscles

1
オトガイ舌骨筋
geniohyoid
2
顎舌骨筋
mylohyoid
3
茎突舌骨筋
stylohyoid
4
顎二腹筋
digastric

舌骨下筋群

infrahyoid muscles

1
甲状舌骨筋
thyrohyoid
2
肩甲舌骨筋
omohyoid
3
胸骨舌骨筋
sternohyoid
4
胸骨甲状筋
sternothyroid

※胸骨甲状筋は、実際には舌骨には停止していないので舌骨下筋群に含めない見方もある。

 

 

 舌骨には上記の8つの筋肉以外に以下の4つの筋肉が付着している。しかし、「頚部の筋肉」には属していないため舌骨筋には含めないものと思われる。注意したいところである。

 

1
オトガイ舌骨
genioglossus
外来舌筋 extrinsic muscles
2
小角舌筋
chondoroglossus
3
舌骨舌筋
hyoglossus
4
中咽頭収縮筋
middle constrictor
咽頭筋 pharyngeal muscle

 

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