「Rauber-Kopsh解剖学」の「前庭」の解説に見られる呼称で、いわゆる骨迷路の前庭の内部の空隙のことだと思われる。ただ、あまり一般的に用いられている名称ではないと思われる。インターネットで検索をかけても、この名称を用いているサイトはほとんど見られなかった。
「(前庭の)外側壁では2つの孔が目立っている.これらは鼓室の観察のときすでに外方から見たもので,上方の1つは腎臓形であり,下方のは円または三角に近い形である.前者は前庭窓Fenestra vestibuliで前庭腔に通じ,後者は蝸牛窓Fenestra cochleaeで蝸牛腔に通じる孔である. 」