小 角 (しょうかく、英:lesser horn

 

 舌骨の3つのパートのうちの一つで、ヤギの角のように後上方に伸びている小さな突起。茎突舌骨靭帯に覆われている。

 

 

【もっと詳しく】

 小角は茎突舌骨靭帯によって側頭骨茎状突起と接合している。

 

Rauber-Kopsch解剖学」には以下のような解説が見られる。

小角Cornuaminoraはこれ(大角)に反して短くて円錐形で,長いあいだ軟骨性にとどまり,体と大角との結合部から後上方へつき出ている.小角はかなりの年配にいたるまでその結合が可動性であって,茎突舌骨靱帯Lig. stylohyoideumの付着するところをなしている.小角はこの靱帯の中を上方へ伸びていることがあり,ごく稀にはずっと伸びて茎状突起にまで達していることさえある.小角は体の外側縁と関節により,あるいはしばしば単に結合組織性に結合している.」

 

【イラスト・写真を掲載しているサイト】

イラストを掲載しているサイトⅠ

イラストを掲載しているサイトⅡ

イラストを掲載しているサイトⅢ

舌骨の標本写真を掲載しているサイトⅠ(上面)

舌骨の標本写真を掲載しているサイトⅡ(上面、いろいろな年齢のもの)

舌骨の標本写真を掲載しているサイトⅢ(前斜側面)

舌骨の標本写真を掲載しているサイトⅣ(上面)

舌骨の標本写真を掲載しているサイトⅤ(下顎骨や頚椎と一緒に)