第1層 : 機能的に肋骨に関係する 棘肋筋
第2層 : 主として脊柱に関係する 固有背筋 ( instrinsic muscles of back )
深背筋は形態学的 (morphology) に以下の3つに分けられると思われる。
1. 脊柱の全長に渡る長い筋
2. 近くの椎骨間に張る短い筋
3. 後頭骨と第1/第2頚椎間に張る短い 後頭下筋群 ( group of suboccipital muscles )
以下の図は「背部の筋」を簡単に表した図となる。 ※ 参考 : 「日本人体解剖学 (上巻) 」
深頚筋(第1層)
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脊柱起立筋
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棘(間)筋
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半棘筋、
回旋筋
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後頭下筋群 |
「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。
「 背部の筋(背筋)は、浅層にある浅背筋と深層にある深背筋からできている。
深背筋は2層からでき、機能的にその第1層は肋骨に関係ある棘肋筋で、第2層は主として脊柱に関係ある固有背筋で、これはさらに形態的に脊柱のほとんど全長に渡る筋とその下層にあって近くの椎骨間を結ぶ筋とに分けられる。さらに、第1頚椎、第2頚椎と後頭骨との間の後頭下筋群を背部の筋に含む。 」