深筋膜とは
■ 解 釈(その1)■
「船戸和弥のHP」には以下のような解説文が見られる。
「筋あるいは筋群の表面を包む結合組織性の膜であって、発達の程度はまったくまちまちである。厚い場合、また筋群を包む筋膜は一般に外周筋膜との間にわずかの疎性結合組織があって移動性であるが、強く癒着している場合もあり、また薄いときは外周筋膜と区別できない。またときには腱膜様を呈する。なお体肢では筋群を境する筋膜が厚くなって皮下筋膜と骨との間に張ることがある。これを筋間中隔という。筋膜は筋をその位置に支持し、収縮を制限する。したがって構成線維の方向は筋線維に対し直角のものが多い。また筋の起始あるいは停止となることがある。この場合はしばしば腱膜様である。」
■ 解 釈(その2)■
「船戸和弥のHP」には以下のような解説文が見られる。
「深筋膜の定義は国際的に多義で使用がすすめられていない。TAでは深筋膜を以下のように使用するように推奨している。比較的薄い線維性の膜で、脂肪を含まず筋肉の表面を直接おおってここの筋を包んだり筋群を包んだりしたものをいう。(=muscular fascia) 結合組織線維性の薄い膜、各種臓器や腺をいくつも包み込んだり分離したりしている膜。(=visceral fascia)」
以下は筋膜の分類の簡単に示したものとなる。
また、以下は「Wikipedia」の解説文となる。
「Deep fascia (or investing fascia) is a fascia, a layer of fibrous connective tissue which can surround individual muscles, and also divide groups of muscles into fascial compartments.
This dense fibrous connective tissue interpenetrates and surrounds the muscles, bones, nerves and blood vessels of the body. It provides connection and communication in the form of aponeuroses, ligaments, tendons, retinacula, joint capsules, and septa. The deep fasciae envelop all bone (periosteum and endosteum); cartilage (perichondrium), and blood vessels (tunica externa) and become specialized in muscles (epimysium, perimysium, and endomysium) and nerves (epineurium, perineurium, and endoneurium). The high density of collagen fibers is what gives the deep fascia its strength and integrity. The amount of elastin fiber determines how much extensibility and resilience it will have.」
【参考になるサイト】
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅳ