線維膜 ( せんいまく、英:fibrous capsule

 

 関節包の外層になる、骨膜から続く膠原繊維を多く含む丈夫な膜のこと。「神経に富む」と解説しているサイトも見受けられる。

 

 

船戸和弥のホームページ」には以下のような解説が見られる。

「この層の線維はそれぞれの部位もしくは層によって特定の走行をとり、一部では密な集団や束をつくって各関節包の特定の部位を強めている。いろいろの厚さの線維膜はほとんど弾性線維をもたないが、多くの膠原線維を含んでいる。線維膜が不規則な層構造を持つことから、その弱いところで滑膜が線維膜を通り抜け裏返しになって飛び出した状態になることがある。この突出物のことを外科医はガングリオン(結節腫)と呼ぶ。」

「線維膜は部分的に厚くなって関節を補強するが、靱帯はこれがとくに発達したものまたはそれとは別に形成されたものである。」

 

 また、以下は「Wikipedia」の解説文となる。

「The fibrous membrane of articular capsule (fibrous capsule) is attached to the whole circumference of the articular end of each bone entering into the joint, and thus entirely surrounds the articulation. It is made up of dense irregular connective tissue. 」

 

【参考になるサイト】

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ