(乳腺の)腺房( せんぼう、英:acinus )

 

・「日本人体解剖学」には「腺膜は籠細胞をもつ」とあるが、籠細胞は脳に認められる細胞と思われるが…。

・「腺房の大きさ及び形状は個人、年齢、機能状態によって著しく異なる。」(日本人体解剖学)

・「腺細胞は乳汁分泌にあたって活発なアポクリン分泌を営み、多量の脂肪滴は乳小球として腺腔中に分泌される。」(日本人体解剖学)

 
腺房(断面)
乳腺小葉
 

 

以下は「日本人体解剖学」の解説文となる。

乳腺葉は、さらに腺房 acinus(腺終末部)により満たされた乳腺小葉に分けられ、葉間および小葉間は上記の結合組織および脂肪で埋められている。腺房の大きさ及び形状は個人、年齢、機能状態によって著しく異なる。処女では腺房は極めて小さく、腺細胞に満たされ、腺腔はなお認められない。妊娠すると、腺房の大部分は完成され、さらに授乳期に入ると機能もまた完全となる。
 腺房は腺膜(籠細胞をもつ)および腺細胞上皮からでき、腺腔の広さはその分泌量によって異なる。腺細胞は乳汁分泌にあたって活発なアポクリン分泌を営み、多量の脂肪滴は乳小球として腺腔中に分泌される。また、分泌初期では分泌物のほかに、さらに初乳小体を含む。

 

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