耳下腺乳頭( じかせんにゅうとう、英:parotid papilla )

 

   

 
耳下腺管の走行
 

 

以下は「日本人体解剖学」の「耳下腺管」の解説文となる。

耳下腺の導管を耳下腺管といい、長さ3~5㎝で腺の前上部から出て頬骨弓の下約1㎝のところをこれと並行して咬筋の外面に沿って前走する。頬脂肪体縁に至ると、ほぼ直角に内方に曲がり、頬筋および頬粘膜を貫いて、上顎第2大臼歯対側の頬粘膜にある耳下腺乳頭で口腔前庭に開口する。また、しばしば耳下腺管に沿い、上方に副耳下腺が見られるが、その大きさ・形状は不定で、その導管は耳下腺管に合する。耳下腺は、顔面神経の耳下腺神経叢により貫通され、また浅側頭動脈・下顎後静脈にも貫通される。

 

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