・空腸の輪状ヒダは栄養吸収率を高めるために他の部位のものよりの高さもあり密度も最大となる
■部位による違い■
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項 目 |
十二指腸 |
空 腸 |
回 腸 |
1 |
ヒダの発達度 |
中等度(初期部で明瞭) |
最も発達 |
次第に減少し、末端部ではほとんど消失 |
2 |
ヒダの高さ |
低〜中程度 |
高く大きい(2〜8 mm程度) |
低く浅い |
3 |
ヒダの密度 |
中程度 |
非常に密(高密度) |
疎(低密度) |
4 |
分布 |
全体にあるが下行部で明瞭 |
小腸の中部から上部にかけて密に分布 |
回盲部に近づくにつれまばらに |
5 |
機能的意義 |
消化液との混合に関与 |
栄養吸収の主座 |
吸収は行うが主に胆汁酸・ビタミンB₁₂などの再吸収が中心 |
6 |
ヒダの形状 |
やや不規則、螺旋状 |
規則的で高い環状構造 |
低く、不連続になる傾向 |
