乳 斑 ( にゅうはん 、英:milky spot

 

 乳斑とは

  

 

日本人体解剖学 (下巻) 」の「腹膜」の解説の項に以下のような解説が見られる。

「大綱の漿膜下組織には、いわゆる乳斑milky spotsが見られる。乳斑は乳白色を呈し、大食細胞、単球、リンパ球などの集合からでき、これらの細胞は細菌や異物を取り込む食作用を持っている。」 

 

 また、以下のように解説しているサイト「胃癌を完治するために」も見られる。

「腹膜には乳斑といって細胞が通過可能な大きさの小さな孔の周りにリンパ球の集まった、原始的なリンパ組織が散在しています。 腹腔内に散らばったがん細胞もこの乳斑の孔に入り込み、そこで増殖して腹膜転移を起こします。 乳斑は腹腔内のすべての臓器の表面を覆う腹膜に広く分布しています。 たとえば小腸や大腸の表面や、腸間膜という腸にいく血管の通る膜の表面にも存在します。 また、胃にぶら下がる大網は薄い脂肪を伴った
文字通り網のような組織で、小腸・大腸を覆っていますが、ここにも多数の乳斑の存在が確認されています。」

 

【参考になるサイト】

恐らく乳斑と思われる写真を掲載しているサイト-Ⅰ