内閉鎖筋膜 ( ないへいさきんまく、英: obturator internus fascia

 

 内閉鎖筋膜とは

  

・「日本人体解剖学 (上・下巻)」の索引には「閉鎖筋膜」の名称のみ見受けれれる。(解説はない)

「プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版」では、イラストにより同じところを指して

 ていても「閉鎖筋膜」や「内閉鎖筋膜」の名称を用いている。

 

 以下は「Rauber-Kopsch解剖学」の「内閉鎖(筋)筋膜」の解説文となる。

「これは内閉鎖筋の内側面を被っていて,その起始を囲んでいる骨面の骨膜とつづいており,小坐骨孔を閉ざしている.下方にゆくにつれて強さを増し,骨盤出口のところで仙結節靱帯から起る鎌状突起と結合している.この筋膜の下部は坐骨直腸窩,すなわち内閉鎖筋と肛門挙筋のあいだにあるくぼみの外側壁を被っている(図332).そのさい骨盤の外側壁をすすんでいる内陰部動静脈とそれに伴なう神経を包んでいる.この筋膜は次に記載する筋膜と重要な関係をもっている.
内閉鎖筋膜は閉鎖管の内口の後縁に一致してかなり強い弓状の索をなしており,これを閉鎖筋膜腱弓Arcus tendineus fasciae obturatoriaeといい,きわめて個体差が大きいものである. 」

 

【参考になるサイト】

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ