内臓脂肪症候群とも。俗に「メタボ」などとも呼ばれているもので、内臓脂肪型肥満に高血圧、高血糖、そして脂質(代謝)異常(以前は高脂血症と呼ばれていた)のいづれか2つを合わせた状態のこと。
【もっと詳しく】
語源的には「メタボリック」は「代謝の」、そして「シンドローム」は「症候群」を意味する。このメタボリックシンドロームの状態は、将来的には動脈硬化を引き起こし、心疾患、脳血管疾患をわずらう可能性が非常に高くなる。実際問題として、この2つの疾病は日本人の死亡原因の2位(15.5%)、3位(13.2%)になっている。
【診断基準】
2005年、日本内科学会からメタボリックシンドロームの判断基準が発表されている。
1 |
内臓脂肪の蓄積 |
おへその位置でのウエスト回りが
(男性)85㎝以上 (女性)90㎝以上ある。 |
2 |
高脂血症 |
以下の一方、あるいは両方
・中性脂肪値:150mg/dl以上
・HDLコレステロール値:40mg/dl未満 |
3 |
高血圧 |
収縮期血圧(上)が、130以上、または拡張期血圧(下)が85以上 |
4 |
高血糖 |
空腹時の血糖値が110mg/dl以上 |
【参考にしたサイト】
・厚生労働省のサイト
・ヤフーヘルスケア
・病気の話・病気辞典・病気