毛様体神経節 ( もうようたいしんけいせつ、英:ciliary ganglion

 

 毛様体神経節とは

  

 

■ 入ってくる枝(/根) ■

 毛様体神経節には次の3種類の神経線維の枝(/根)が入っている。解説は「日本人体解剖学 (上巻) 」からの引用文となる。

 

「動眼神経下枝から来る枝で、瞳孔括約筋、毛様体筋の運動に関係する副交感神経を含む(毛様体神経節でニューロンを変える)。」

 

「鼻毛様体神経(三叉神経の枝)からくる知覚神経で、眼球の知覚に関係する神経線維を含む。」

 

「海綿静脈洞内の内頚動脈の周囲にある内頚動脈神経叢からくる交感神経の枝で、瞳孔散大筋に至る神経線維を含む。」

 

■ 出ていく枝 ■

  

 短毛様体神経は毛様体神経節の前縁から出ている6~7本程度の細い神経線維で、毛様体神経節に入っている以下の3種類の神経線維を含んでいる。

 

 

   

 

右眼窩(縦断面)

右眼窩(縦断面)

右眼窩(縦断面)

 

交感神経の頭部

の模型図

■ 節前線維と節後線維 ■

船戸和弥のホームページ」には以下のような解説文が見られる。

「節前線維はEdinger-Westphal核から起こり、動眼神経の下斜筋への枝と一緒に走る。
節後線維は短毛様体神経に加わって瞳孔収縮筋と毛様体筋を支配する。この神経の興奮によって瞳孔の収縮とレンズの棘立の増加(円筋順応)が起こる。 」

 

【参考になるサイト】

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅳ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅴ(神経線維の走行が分かるイラスト)

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅵ(神経線維の走行が分かるイラスト)