膜膨大部( まくぼうだいぶ、英:membranous ampullae )

 

・各膜半規管が有するため、前膜膨大部外側膜膨大部、そして後膜膨大部の3つとなる。

 

骨迷路・膜迷路
迷路と神経 
外リンパ腔・膜迷路
膜迷路と神経

 

   
迷路と神経
3つの膜半規管    

 

「Rauber-Kopsh解剖学」には以下のような解説文が見られる。

「 上半規管と外側半規管の膨大部および膨大部稜は,たがいに非常に近よっている.これに反して後半規管の膨大部と膨大部稜は他の2者と非常にはなれた所にあり,反対がわにあるといってもよいほどである.3つの膨大部は形と大きさがほぼ同じであって,その径は半規管の伸びている方向には2~2.5mmであるが,それと直角の方向には1.5mmである.膨大部の神経が進入するところは半規管の凸側にあって,膨大部溝Sulcus ampullarisという横走する1本の溝として示されている.膨大部稜は半月形をなして横の方向に伸び,膨大部の全周の1/3~1/2を占めている.」

 

以下は「IMAIOS」の解説文となる。

The ampulla houses a ridge called the ampullary crest, containing hair cells. These cells respond to motion of the endolymph fluid caused by motion of the head in any direction.

【 語 句 】

・ridge:隆起(線) ・hair cell:有毛細胞 ・endolymph:内リンパ

 

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