以下は「Rauber-Kopsch 解剖学」の解説文となる。
後方の境をなす後唇hintere Tubenlippeの方が丈けが高い.そして前後のものを合せて耳管隆起Torus tubalis, Tubenwulstという.下壁には口蓋帆挙筋による粘膜の高まりがあって,挙筋隆起Torus m. levatoris, Levatorwulstとよばれる.耳管隆起から下方に向かって粘膜のひだ(咽頭耳管ヒダPlica pharyngotubalis)がのびているが,これはまもなく消えてしまう.耳管隆起の後方で粘膜がへこんで咽頭陥凹Recessus pharyngicusあるいはローゼンミューレル窩Rosenmüllersche Grubeという行きづまりの嚢をなしている.その形は全くいろいろである.この陥凹の壁は咽頭扁桃の側方への突出部によってできている。
「 日本人体解剖学 」「 船戸和弥のHP 」
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