胸骨結合 ( きょうこつけつごう、英:sternal joint

 

日本人体解剖学 (上巻) 」の「胸骨」の解説の項で見られる名称だが、索引の方にはこの名称は見当たらない。おそらく「胸骨柄結合」ということで用いられているのだと思われる。

「胸骨体(body of sternum):胸骨柄の下部にあり、扁平で、上下に長く、まれに下部が広がった形をしている。成人でも造血機能を保つため骨髄穿刺に利用される。
前面(大胸筋が起きる)、および後面(胸横筋が付着し、横隔膜の胸骨部起こる)はともにやや陥凹する。
上縁は胸骨柄と結合し、中年に達するまではその間に軟骨性の胸骨結合をみるが、中年以後になると軟骨は骨化して胸骨柄と癒合する。 」

 また、以下は「船戸和弥のホームページ」の解説文となるが、総称のような意味合いで用いられている。

「胸骨結合(sternal synchondrosis):胸骨結合は胸骨を構成する3部分の間の二つの結合(胸骨柄結合、胸骨剣結合)である。」