クモ膜絨毛 ( くもまくじゅうもう、英:arachnoid villi

 

船戸和弥のホームページ」の「クモ膜顆粒」の項に以下のような解説文が見受けられる。

「顕微鏡的にクモ膜外面は一般に小突起をもつ。これをクモ膜絨毛(Villi archnoideales)とよび、仙尾髄領域に特に多い。」

  クモ膜顆粒とクモ膜絨毛の違いが今一つよく理解できない。上記の「船戸和弥のホームページ」ではクモ膜顆粒とクモ膜絨毛を分けて考えているような気がするが、インターネットで検索をかけると(特に英語で)「クモ膜顆粒=クモ膜絨毛」と捉えているサイトも多く見かけられる。

 以下は「クモ膜顆粒=クモ膜絨毛」としていると思われるサイトに掲載されているイラストとなる。

イラスト-Ⅰ  ・イラスト-Ⅱ  ・イラスト-Ⅲ  ・イラスト-Ⅳ

 2016年10月17日 「グレイ解剖学」に以下のような解説文を見つける。

「脳脊髄液は、クモ膜絨毛(arachnoid villi)から静脈系に吸収される。クモ膜絨毛は上矢状静脈洞でまとまってクモ膜顆粒(arachnoid granulation)をつくり、静脈洞および外側裂孔(lateral lacunae)へ突出している。 」