広筋内転筋板 ( こうきんないてんきんばん、 英 : vastoadductor lamina

 

 広筋内転筋板とは

  

 ・ 広筋内転筋膜 とも呼ばれるようである。

 ・「 日本人体解剖学 (上巻) 」でいう 腱性内転筋管を構成する要素となっている。

 

広筋内転筋板

広筋内転筋板

右大腿部

(前面)

内転筋裂孔

 

 

 以下は「 日本人体解剖学 (上巻) 」の「内転筋管」の解説文となる。

「 腸恥窩の下方には長内転筋、内側広筋および縫工筋に囲まれた筋性内転筋管があり、これにつづく下方を腱性内転筋管という。腱性内転筋管は大内転筋が大腿骨の粗線に停止する際、その前面から下方に向かう長い腱膜、すなわち広筋内転筋板を内側広筋の内側に送るため、この両筋の間にできる管である。その遠位端では大内転筋の停止腱が腱弓をつくり、大腿骨との間に(内転筋)腱裂孔ができる。腸恥窩から内転筋管を通って大腿動・静脈が膝窩に出る。」

 

 また、「 Wikipedia 」では以下のように解説している。

「 The adductor canal (Hunter's canal, lat. canalis adductorius) is bounded: in front and laterally by vastus medialis (part of quadriceps femoris); behind by adductor longus and adductor magnus; covered in by a strong aponeurosis (lamina vastoadductoria) which extends from vastus medialis, across the femoral vessels to adductor longus and magnus. 」

【 語 句 】

・ vastus medialis : 内側広筋  ・ aponeurosis : 腱膜 

 

【参考になるサイト】

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅳ