喉頭軟骨 (こうとうなんこつ、英:laryngeal cartilages)

 

 

 以下が「日本人体解剖学 (下巻) 」の解説文となる。

「喉頭の骨組みは喉頭軟骨(laryngeal cartilages)によってつくられ、それぞれの軟骨は靭帯によって結合されている。喉頭筋(laryngeal muscles)は、これらの軟骨の位置を変える(外喉頭筋群)とともに、声門の形・声帯の緊張度を変える(内喉頭筋群)。喉頭腔は粘膜に覆われ、発声に必要なヒダが存在する。
3種の有対軟骨および3種の無対軟骨と数個の小さな軟骨からなる。喉頭軟骨は、20~30歳に至ると骨化するか石灰沈着が見られる。 」

 つまり、喉頭軟骨は

 

 そして、具体的には以下の軟骨を挙げている。

無 対
1
甲状軟骨
thyroid cartilage
咽頭軟骨の中で最大の軟骨
2
輪状軟骨
cricoid cartilage
甲状軟骨の下の輪状の軟骨
3
喉頭蓋軟骨
epiglottis cartilage
喉頭蓋の基礎になる扁平な軟骨
有 対
1
小角軟骨
corniculate cartilages
披裂軟骨の上に乗っている小軟骨
2
披裂軟骨
arytenoid cartilages
輪状軟骨の上外側角に乗っている軟骨
3
楔状軟骨
cuneiform cartilages
披裂喉頭蓋ヒダ中に見られる軟骨
小軟骨
種子軟骨
sesamoid cartilages
小さな数個の軟骨

 

前 面
後 面
正中断面

 

 それに対して「船戸和弥のホームページ」では

 

 無対軟骨に軟骨に関しては「日本人体解剖学 (下巻) 」と同じで、有対軟骨は「披裂軟骨」を挙げている。

 

 また、「Wikipedia」では以下のように解説している。

「There are nine cartilages, three unpaired and three paired, that support the mammalian larynx and form its skeleton.」

 

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