硬 膜 ( こうまく、 英 : dura mater )

 

 ・ 概 要
 ・ 脳硬膜
 ・ 脊髄硬膜

 

 硬膜とは

 

 

「脳硬膜は外葉の骨膜と内葉の硬膜との癒合によりできた1枚の結合組織性の膜である。ただ静脈洞、三叉神経腔および内リンパ嚢の部分だけが2葉に分かれている。」「日本人体解剖学 (上巻)

 

「脳硬膜では、脳の被膜であると同時に、頭蓋骨内面の骨膜すなわち頭蓋内膜となっている。」「日本人体解剖学 (上巻)

 

「脳硬膜は、小児では頭蓋骨と密着しているが、成人では頭蓋底および頭蓋の骨が連結する縫合の部位以外は頭蓋骨との間にわずかではあるが狭い腔を作り、これを硬膜上腔という。ここには硬膜を養う血管(中硬膜動脈など)と硬膜への知覚神経が存在している。」「日本人体解剖学 (上巻)

 また、「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説文が見られる。

「脳硬膜は、神経鞘として脳神経の頭蓋骨貫通部を包むほか、頭蓋腔内に中隔、すなわち大脳鎌によって左右の大脳半球が、小脳テントによって大脳と小脳が、小脳鎌によって左右の小脳半球が、鞍隔膜によって下垂体がそれぞれ区別される。」

 

 

 

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 硬膜上腔は硬膜外腔とも言われる。

 

 

 

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