コネキシン( 英:connexin )

 

・「際立った特徴の一つとして寿命が非常に短いということが挙げられ、半減期はわずか数時間しかない。」(ウィキペディア

 

 
コネクソン・コネキシン
コネキシンの構造
電気シナプス
 

 

【ヒトのコネキシン一覧】 参考:ウィキペディア

タンパク質

遺伝子

発現場所と機能

Cx43

GJA1

血管の表面で動脈硬化性プラークとともに発現し、アテローム性動脈硬化症のマウスでは強く発現していることから恐らく何らかの病理作用を持つ。また、顆粒膜細胞で発現し、その増殖に不可欠である。星状膠細胞でも発現し、ヒトの星膠細胞腫でも見られ。心臓では主要なコネクシンであり、主に心室心筋で見られる。眼歯指異形成症とも関連する。

Cx46

GJA3

Cx37

GJA4

冠状動脈形成の際に血管平滑筋で誘導される。Cx37の変異は致死性ではない。卵母細胞と顆粒膜細胞の間のギャップ結合を形成し、卵母細胞が生き残るのに必要である。

Cx40

GJA5

心房筋細胞で選択的に発現する。心房の電気的活性の制御を仲介している。

Cx33

GJA6
(GJA6P)

ヒトでは偽遺伝子である。

Cx50

GJA8

マウスのA型水平細胞や、ウサギの網膜の間のギャップ結合を構成する。

Cx59

GJA10

Cx62

GJA10

ヒトのCx62は、マウスのCx57と相同である。ウサギの網膜のB型水平細胞に存在する。

Cx32

GJB1

末梢性ミエリンのギャップ結合の主要構成成分である。ヒトではこの遺伝子の変異により、シャルコー・マリー・トゥース病が引き起こされる。ヒトの通常の脳内では、神経細胞と乏突起膠細胞で発現している。

Cx26

GJB2

変異は掌蹠角皮症KID症候群を引き起こす。

Cx31

GJB3

変異性紅斑角皮症と関連する可能性がある。

Cx30.3

GJB4

Fonsecaらは、胸腺細胞でCx30.3が発現しているのを確認した。変異性紅斑角皮症と関連する可能性がある。

Cx31.1

GJB5

Cx30

GJB6

変異はクロウストン症候群を引き起こす。

Cx25

GJB7

Cx45

GJC1/GJA7

ヒトの膵臓の管状上皮細胞や、房室結節で見られる。

Cx47

GJC2/GJA12

星状膠細胞のギャップ結合で発現する。

Cx30.2

GJC3

内耳で発現する。有毛細胞でシグナル伝達のためのイオン輸送の役割を持っていると考えられている。

Cx36

GJD2/GJA9

膵臓β細胞の機能を仲介し、インスリンを放出させる。中枢神経系の神経細胞では、神経活動を同期させる。

Cx31.9

GJD3/GJC1

Cx39

GJD4

Cx40.1

GJD4

Cx23

GJE1

Cx29

GJE1

ギャップ結合の形成は知られておらず、シュワン細胞のミエリンの最内層に存在する。

 

 

 

 

■ 写真やイラストを掲載しているサイト ■

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ