希突起膠細胞( きとっきこうさいぼう、英:oligodendrocyte )

 

  

    

以下は中枢神経系と末梢神経系の髄鞘(ミエリン鞘)の簡単な表となる。

 
中枢神経系
末梢神経系
構成細胞

希突起膠細胞オリゴデンドロサイト

シュワン細胞

/1細胞
1つの細胞が複数の髄鞘を形成 1細胞が1つの髄鞘を形成
層の数
10〜50層程度 10〜100層程度
細胞基質
髄鞘の最外層(神経鞘)に存在 髄鞘から離れたところに存在
存在場所
脳・脊髄内の白質
脳幹、小脳、視神経など
末梢神経線維(脊髄神経・脳神経など)神経根(前根・後根)
起始部
脳や脊髄の内部(=中枢側)から 脊髄神経前根・後根の根元から(=末梢側)
修復機能
低い(再生困難) 比較的高い(再生可能)
構成成分
MBP, PLP など中枢特異的 PMP22, P0 など末梢特異的

・視神経:「中枢神経系(CNS)」に分類、よってオリゴデンドロサイトによってミエリン化

・MBP:Myelin Basic Protein(ミエリン塩基性タンパク質

・PLP:Proteolipid Protein(プロテオリピド蛋白

・Peripheral Myelin Protein 22(末梢髄鞘タンパク22)

・P0:Myelin Protein Zero(ミエリンたんぱくゼロ)

 

以下「ChatGPT」に尋ねた回答となる。

オリゴデンドロサイト(oligodendrocyte)**は、中枢神経系(CNS:脳・脊髄)に存在する神経膠細胞(グリア細胞)の一種で、
主な役割は、軸索に髄鞘(ミエリン)を形成して、神経伝導の速度を高めることです。

名前の意味
  • oligo-(少ない) + dendro-(枝) + cyte(細胞)
    →「枝(突起)の少ない細胞」という意味ですが、実際には数本の突起を伸ばして多機能を果たします

主な特徴
項 目
内 容
分 類
中枢神経系の神経膠細胞(グリア)
存在部位
脳・脊髄の白質および灰白質
形 態
小型、少数の突起を持つ
主な機能
軸索に髄鞘を形成し、神経伝導を高速化

髄鞘形成の特徴(中枢神経における)

  • 1つのオリゴデンドロサイトは、複数の軸索の複数区間に髄鞘を形成します(およそ数本〜30本の突起)。

  • 髄鞘(ミエリン鞘)とは、脂質に富む絶縁層で、**跳躍伝導(saltatory conduction)**を可能にし、伝導速度を飛躍的に高めます。

  • 髄鞘は**ランヴィエ絞輪(Nodes of Ranvier)**という間隙を挟んで形成されます。

白質と灰白質での違い
区 分 オリゴデンドロサイトの役割
白 質
軸索を髄鞘で包む(=有髄化オリゴデンドロサイト
灰白質

髄鞘を作らず、ニューロンや周囲の細胞を代謝的に支える

(=衛生型オリゴデンドロサイト

シュワン細胞との比較(末梢との違い)

項 目
オリゴデンドロサイト(中枢) シュワン細胞(末梢)
対 象
中枢神経系(脳・脊髄) 末梢神経系
髄鞘形成
1細胞で複数の軸索に髄鞘形成 1細胞で1つの軸索の1区間のみ
再生能力の支援
低い 高い(末梢神経再生に積極関与)

 

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