カルボキシペプチダーゼ( 英:carboxypeptidase )

 

・「蛋白質やペプチドのC末端 (カルボキシル末端) のアミノ酸を切り離す働きをする。」(ブリタニカ国際大百科事典)

・「中性および酸性アミノ酸に働く酵素A (酵素番号 3.4.2.1) と,リジンやアルギンに特異的に働く酵素B (酵素番号 3.4.2.2) の2つの型がある。」(ブリタニカ国際大百科事典)

      

    

以下は「ブリタニカ国際大百科事典」の解説文となる。


膵臓
や小腸粘膜から分泌される酵素で,蛋白質ペプチドC末端 (カルボキシル末端) のアミノ酸を切り離す働きをする。膵臓からプロカルボキシペプチダーゼの形で分泌され,それが十二指腸トリプシンまたはエンテロキナーゼによって活性化されて本酵素となる。中性および酸性アミノ酸に働く酵素A (酵素番号 3.4.2.1) と,リジンやアルギンに特異的に働く酵素B (酵素番号 3.4.2.2) の2つの型がある。そのほか,あるアミノ酸に選択的に作用する金属酵素が動物や微生物にある。