偽重(/多)層上皮 ( ぎじゅう(/た)そうじょうひ、英:pseudostratified epithelium

 

概 要
主要な存在部位
よく見られるタイプ

 

 

【概 要】

・「核の位置が細胞ごとにバラバラなので、光学顕微鏡で見るとまるで何層もあるように見える。 」(ChatGPT)

・「すべての細胞が基底膜に接しているため、単層上皮に分類される。」(ChatGPT)

 

■主な特徴■

 

特 徴

内 容
1

層構造

 見た目は多層だが、全ての細胞が基底膜に接している

2

細胞の形

 高さが異なる(短い細胞・高い細胞が混在)

3

核の位置

 細胞によって高さが違うため、核の位置も不揃いに見える

4

組織分類

 単層上皮(simple epithelium)に属する

5

主な場所

 呼吸器上皮(気管、気管支など)

 

【主要な存在部位】

 
部 位
上皮の種類・特徴
備 考
1
 気道(鼻腔・咽頭・気管・大きめの気管支
偽重層線毛円柱上皮
線毛細胞+杯細胞+基底細胞。粘液とゴミを線毛で外へ運ぶ。
2
 副鼻腔(上顎洞など)
偽重層線毛円柱上皮
気道と同様に粘液輸送に関与
3
 精巣上体
偽重層円柱上皮(線毛なし、ステレオシリアあり
精子の成熟・移送をサポート
4
 男性尿道の一部(前立腺尿道など)
偽重層円柱上皮
線毛はないが、粘膜表面を覆う

 

【よく見られるタイプ】

■偽重層線毛円柱上皮■

・呼吸器で典型例

・杯細胞や線毛細胞を含む

 
偽重層上皮
 

 

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■偽重層円柱上皮■

・尿路・生殖器で見られる

・線毛はない場合が多い

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