外側塊とは
以下は「日本人体解剖学 (上巻) 」の解説文となる。
「外側魂は、他の椎骨に見られる上・下関節突起に相当するもので、その上・下両面には関節面がある。その上方のものを上関節窩といい、後頭骨（後頭顆）と関節する。下方のものを下関節窩といい、軸椎の上関節面と関節する。なお上・下椎切痕はみられない。
外側魂から外側方に向かって出る突起は横突起で、大きな横椎孔によって貫かれる。
椎孔は、はなはだ大きく、両側の外側魂を結ぶ環椎横靭帯によって二分され、その前方には軸椎の歯突起を入れ、後方の部分は大きく鈍三角形で固有の椎孔に相当する。 」
 「日本人体解剖学 (上巻) 」にも同じような解説文が見られるが、「船戸和弥のホームページ」の「環椎」の解説の項には以下のような解説が見られる。
「外側塊からは外側へ向かってかなり大きい横突起が出ており、横突起の基部には比較的内頚の大きな横突孔がある。 」
上記の解説文に従って、ここでは「外側塊」に横突起や横突孔を入れていないが、英語のサイトによっては、それらも含めて「外側塊」としているところもある。
⇒ 横突起や横突孔を含めて「外側塊」としている写真を掲載しているサイト
以下は「anatomyEXPERT」の解説文となる。
「The lateral masses are the thick, bulky portions forming the entire lateral aspect of the ring of bone. They resemble pillars of support for the skull. Their superior and inferior surfaces have articular facets. Laterally, they project as the transverse processes. These processes, although called transverse processes, are actually a ventral costal process and a dorsal true transverse process. The ventral wall of the transverse foramen is the vestigial homologue of the ribs. The dorsal boundary of the transverse foramen is the true transverse process.」
【参考になるサイト】
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ
・イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ
|
